【開催報告】令和5年1月21日(土) 戸塚元雄氏 講演会「五つの小住宅」1950 年代の建築家の仕事から
2023年01月22日
香川大学創造工学部にて下記の戸塚元雄氏の講演会「五つの小住宅」を開催しました。参加者は89名でした。
- 講演会「五つの小住宅」1950 年代の建築家の仕事から
- 日 時:2023年1月21日(土)13:30~(13:00開場)
- 講 師:戸塚元雄氏
- 会 場:香川大学創造工学部(香川県高松市林町2217-20)3301講義室(3号館3階)
- 定 員:100名程度、申込不要(当日先着順)
- 参加費:無料
- 主 催:一般社団法人日本建築学会四国支部香川支所
- 後 援:香川大学創造工学部
敗戦後という社会状況の中、1950年代の建築家たちが何を考え、何をしようとしていたか。当時設計された小住宅の平面や写真をもとに、仕事の目的や方法、その意味について解説して頂きました。
水回りを中心に置くことによる開放的な空間の実現や吹き抜けという立体的手法による生活の一体化など、それぞれの建築家たちが独自の手法を用いて戦後日本に適した新たな住宅の確立に努めていた事例は非常に興味深いものでした。
それらの建築家が住宅のプロトタイプを提示するという社会的役割を果たしたことを知り、これからの住宅や建築家がどのような影響を社会に与えていくのかを考えさせられる機会となりました。
講師の戸塚元雄氏、ご来場頂いた皆様、誠に有難うございました。(文責:飯窪)
▲戸塚元雄氏
▲戸塚氏による構法・生産の視点を交えた名作住宅の解説に、聴衆は静かに聞き入っていました。
▲冒頭では、戸塚氏自身の体験も交え、終戦直後の日本の住宅の状況を解説してくださいました。
▲1950 年代の建築家の仕事に今の私たちが学ぶことは何か。戸塚氏は、意匠だけではなく、プロトタイプに挑んだところ、方法の具体性、過去の建築文化の解釈などを挙げられ、戸塚氏自身の建築への姿勢をダイレクトに伺ったような思いでした。
▲開会挨拶:安藤暢英支所長
▲司会・企画:大西泰弘常議員
▲閉会挨拶:多田善昭常議員
▲設営・受付・記録:創造工学部建築・都市環境コース学生有志のみなさん。有難うございました。